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『写楽 仮名の悲劇』梅原猛 [評論・エッセイ等]

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[本]★★★☆☆

ジャンル:論文

 及第点な作品。梅原日本学だから、本職が哲学ということで、ちょっと異端系ではありますが、だからこそ浪漫があって面白い出来映えになっております。
 ただし、著者は絵の特徴の類似から責めているのですが、絵の素人がそうそう類似性を見いだすことができるのかなと疑問を持ちました。
 素人目には似た絵でも、玄人が見れば「全く違いますよ」とはならないんでしょうかね。そこのところが心配です。
 誰でもいいから、早く決着をつけてくれませんでしょうか。よろしくお願いします。以上。

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『本格ミステリー宣言』 島田荘司 [評論・エッセイ等]

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[本]★★☆☆☆
ジャンル:評論

 悪くはないといった作品。勉強したくて手に取ったのだが、あまり役に立たなかった。
 そもそも、「本格」などという言葉を冠にしようとするから誤解を生むんだと思う。
 たとえば、野球でいえば本格派の投手というと、剛速球を投げる上手投げっていうイメージだけど、ミステリーでいう本格って、そういうことなのか? 
 本格という言葉を使いたくなるのは、本流だとかオーソドックスっていうニュアンスを出したいときだろう。本来の使われ方とは若干違うかもしれんが。
 まさか、弱っちいのが一人前になったときに使用される本格っていう使われ方ではないと思う。
 そうすると本格って、分野を確立させたという点からして、ヴァン・ダイン、カー、クリスティ、クイーンあたり。
 日本でいうところの、現代ミステリーの原点的オーソドックスな横溝正史や鮎川哲也や高木彬光なんかの推理小説。
 間違っても、綾辻行人以降の新本格は本格じゃない。彼らは単なる技巧派だ。いうなれば、変格。野球でいうところの変化球ピッチャーなんだよ。
 もう、おわかりでしょう。現在、本格ミステリー小説家と名乗りたい人たちが書いている小説のほとんどは、決して本格ミステリーではありません。145キロ以上の直球を、常にど真ん中に投げ込んでくる作家はいませんもの。ときどき、思い出したように投げ込んでくる作家もいますが、おそらく本格はすでに死んでいます。
 分類上は便宜的に存在しているけれど……以上。
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