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『鬼平犯科帳(三)』 池波正太郎 [ミステリー]

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[本]★★★☆☆

ジャンル:サスペンス
 
 及第点な作品。さすがは池波正太郎、小説としての完成度の高さにほれぼれします。短編でここまでのものを作り上げられる技量は本当に凄いと思う。 
 本職は、小説を読んでもほとんど泣くことはないのだが、うかつにもこの3巻目の中で三回も泣きそうになりました。それも通勤電車の中だったから、こらえるのに大変でした。とベタ褒めしましたが、星は及第点の3つのみ。
 それにしても、うまいですね。以上。
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『マジックミラー』 有栖川有栖 [ミステリー]

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[本]★★☆☆☆

ジャンル:本格ミステリ

 悪くないといった作品。よくは考えているけれど、一番肝心なトリックが、ちょっと不安定のような気がします。本格なのに確実性を欠いていますね。
 構成は面白いけど、犯人は途中でぷんぷん臭ってきますし、そうなると、あとはアリバイをどう崩すかってだけになってしまうので、本格マニアの方にはどうでしょうね。以上。
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『憎悪の化石』 鮎川哲也 [ミステリー]

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[本]★★☆☆☆

ジャンル:本格推理

 悪くないといった作品。本格の巨匠が著したアリバイ崩し系作品。おそらく、発表当時は斬新だったでしょうね。でも、今ではやはり古い作品です。
 ミステリって、あっという間に風化しますけど、特にこの手の鉄道時刻系はどうにも仕方がないのでしょう。
 まあ、いわゆるひとつの本格スタンダードですが、新本格とはあきらかに違うしろものですね。このように考えると西村京太郎氏の十津川警部ものも立派な本格ということになります。
 本格って、いったい何なんでしょうか。本職にはわかりかねます。以上。
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『1Q84 BOOK3』 村上春樹 [純文学]

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[本]★★★★☆

ジャンル:純文学

 何じゃゴルァ!! な作品。いきなりBOOK3ですが、復活する前に1と2は読了してしまっていたので。あくまでも私見ですが、純文にストーリー性を持ちこんで通俗化させない技量を持っている作家は、もういまや村上春樹しかいないと思う。まあ、昭和30年代以降に限定しても、村上春樹の他には安部公房と三島由紀夫しかいないと思うけど。
 さて、本作は題名の通り舞台が1984年。一般的に対比される小説は、ジョージ・オーウェルの『1984』ですが、舞台が1984年とされているのなら、『ねじまき鳥クロニクル』を忘れてはならないと本職は思う。
 特にBOOK3では牛河が青豆と天吾と並んで章立てまでされているのですよ。これはもう間違いなく、「こうであったかもしれない」過去が『ねじまき鳥クロニクル』で、「そうではなかったかもしれない」現在が『1Q84』ということではないのでしょうか。
 あらためてこんなことを書いてしまったけど、そんなことはお見通しですよと叱らないでやってください。以上。

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『殺人喜劇のモダン・シティ』 芦辺拓 [ミステリー]

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[本]★★☆☆☆

ジャンル:本格ミステリ

 悪くないといった作品。第1回鮎川賞作家の実質第二弾という作品ですが、この人の作品は癖がありますね。それがプラスに働いているのか、それともマイナスに働いているのか。どっちなんでしょう。
 いわゆる本格パーツの詰め込みセットという感じなんですが、それを実現するためには時代を戦前にし、さらに大正浪漫を引きずるモダンな時代に設定したということですね。
 著者に対する最終評価は、もう何作か読んでからにしたいと思います。以上。

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