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『写楽 仮名の悲劇』梅原猛 [評論・エッセイ等]

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[本]★★★☆☆

ジャンル:論文

 及第点な作品。梅原日本学だから、本職が哲学ということで、ちょっと異端系ではありますが、だからこそ浪漫があって面白い出来映えになっております。
 ただし、著者は絵の特徴の類似から責めているのですが、絵の素人がそうそう類似性を見いだすことができるのかなと疑問を持ちました。
 素人目には似た絵でも、玄人が見れば「全く違いますよ」とはならないんでしょうかね。そこのところが心配です。
 誰でもいいから、早く決着をつけてくれませんでしょうか。よろしくお願いします。以上。

『写楽殺人事件』 高橋克彦 [ミステリー]

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[本]★★★☆☆

ジャンル:本格推理

 及第点な作品。第29回江戸川乱歩賞受賞作。写楽が何者だったのかということに焦点が置かれた作品で、殺人事件なんかよりも、そこに思いっきり引き込まれました。というより、題名に殺人事件という言葉が入っていますが、どんなにひいき目に見ても、殺人事件は付属ですね。
 ただ、この作品は学生時代に大学受験レベルの日本史をかじっていないと、ちょっと知識的に取っつきにくいんじゃないかと思います。いろいろ、歴史上の人物が出てくるんだけど、たしかに基礎知識レベルではあるけれど、興味ない人にはチンプンカンプンでしょう。
 さて、写楽について関心を抱いた本職は、次に読む作品はそれを追求している本にしようかなと考え始めております。以上。

『黄金流砂』 中津文彦 [ミステリー]

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[本]★★★☆☆

ジャンル:本格推理

 及第点な作品。第28回江戸川乱歩賞受賞作。内容的には申し分ない。作品を読んでいて、本職も義経の足跡を研究してみようかと一瞬思った。
 『猿丸幻視行』と同様に異端の日本史にはロマンがあるから、本当に大学で研究しているような学者ではなくて、郷土史家のような素人研究者はとりこになりますよ。
 ただし、本作中には百科事典か歴史の学術書かというような記述が何カ所かあって、そこを読んでいると、思わず船を漕ぎそうになる。いわゆる蘊蓄大爆発ってな感じですが、これはお勉強系の弊害ですね。以上。

『焦茶色のパステル』 岡嶋二人 [ミステリー]

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[本]★★☆☆☆

ジャンル:本格推理

 悪くはないといった作品。第28回江戸川乱歩賞受賞作。いわゆる作品の肝になる部分は、いいところに目をつけたと思う。
 大昔、本職も競馬にのめり込んだ時期があるだけに、これはいいと思った。けれども、作品全体の雰囲気としては、まだ素人臭がぷんぷんしています。
 これもやはりお勉強系。題材は競馬。ただ、「へー」と唸るのは、肝になっている部分だけ。以上。

『原子炉の蟹』 長井彬 [ミステリー]

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[本]★★☆☆☆

ジャンル:本格推理

 悪くはないといった作品。第27回江戸川乱歩賞受賞作。本格物であるが、お勉強系。題材は原子力発電所。
 企画的には、なかなかの面白さなのだが、ちょっと安易ですね。とっても、おしい。同じ材料で、もうちょっと読み応えのある作品ができそうな気がするのは、読者のないものねだりでしょうか。以上。

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